解体を実施する場合は、あくまで自己責任でお願いします。
1.底面のネジを外す
赤丸7ヶ所のネジを外します。
中央2ヶ所のネジが、微妙に長いはずです。
組み立て時に間違えないようにしておきます。
2.後部のネジを外す
赤丸3ヶ所のネジを外します。
中央のネジが長いです。
3.ハードディスクカバーを外す
ハードディスクパックがあれば、抜いておきます。
4.液晶ヒンジカバーを外す
カバーを下に押し下げるようにして、外します。
7.液晶のヒンジ手前のネジを外す
ヒンジの手前にある赤丸2ヶ所のネジを外します。
ネジが外れましたら、カバーも外します。
カバーを外した状態です。
8.液晶のケーブル類を外す
液晶のケーブル類を外します。
コネクタ2個、アース1個の計3ヶ所です。
9.液晶のヒンジ後方のネジを外す
ヒンジの後方にある赤丸2ヶ所のネジを外します。
これで、筐体上部のカバーが外れます。
液晶が重いので、注意してください。
カバーを外した状態です。
10.キーボードを外す
キーボード両端にある赤丸2ヶ所のネジを外します。
上部のコネクタからフィルムケーブルを抜き、キーボードを外します。
11.FDDを外す
FDD下部にある赤丸2ヶ所の突起を同時に押し下げながら、フロッピーを手前に引いて外します。
まだ、電源とケーブルが繋がっていますので、そっと引きます。
本体から外れましたら、FDD側の電源とケーブルを抜きます。
FDDは取り付けアッシーに固定されております。
取り付けアッシーが、なぜネジ留めでないのか不思議です。
FDDを外した状態です。
FDDの形式名はNECの「FD1137C」です。
私は確認しておりませんが、同じ形式名のFDDならば本体は同じはずです。
但し、「P/N」によって、正面のベゼルの形が変わりますので、交換可能かどうかは現物合わせになります。
特にインジェクトボタンの形状、位置が問題になります。
PC-286LS/PC-386LSのFDDのP/Nは「134-500519-209-0」です。
例えば「FD1137C の 134-500519-021-0」はPC-9821用です。
12.ハードディスクスロットを外す
赤丸2ヶ所のネジを外します。
スロット後部にある赤丸のコネクタを外します。
13.電源ユニットを外す
赤丸2ヶ所のネジを外します。
電源ユニット下部の基板と接続しているケーブルコネクタも外します。
取り外した電源ユニットです。
14.FDDの電源とケーブルを外す
赤丸2ヶ所のコネクタを外します。
電源ユニットを外しますと、黄色い内蔵Ni-Cdバックアップ電池が見えます。
基板に半田付けされており、交換不能です。
本来の目的は、この内蔵Ni-Cd電池を交換することですが、このページでは割愛します。
尚、内蔵Ni-Cd電池は、カレンダ時計とメモリスイッチをバックアップしております。
マニュアルによれば、本体の電源ON時に充電がなされ、完全放電の状態から50時間で充電完了となるそうです。時代を感じますね。
15.カバーを外す
赤丸10ヶ所のネジを外します。
黄緑色の丸のスピーカーのコネクタを外します。
LSIO-BOARDです。
16.LSIO-BOARDを外す
赤丸9ヶ所のネジを外します。
黄緑色の2ヶ所が下のマザー(LSCM-BOARD)との接続コネクタになっていますので、基板に負荷をかけないようにこじりながら外します。
LSIO-BOARDの表側です。
17.LSCM-BOARDを外す
赤丸4ヶ所のネジを外します。
LSCM-BOARDを外した状態です。