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ソーラーチャージャーの仕様
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コンセプト 放電したバッテリーの充電器ではなく、使用中における自然放電を補充電することでバッテリー性能の維持と、電圧の管理並びに充電の手間を省くことを目的とし、安価を第一条件とする。
対象バッテリー
12V 小型シール鉛蓄電池 充電方式 トリクル充電 満充電後は、フローティング充電に自動で切替えることでバッテリーへの負担を軽くし、寿命を延ばす。 電力供給 太陽電池 お問い合わせはこちらまで |
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電気柵
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猪、鹿、猿などの野生の動物から、田畑を守るための方策として「電気柵」があります。 「電気柵」は、電気事業法上の電気工作物とされ、 「電気設備に関する技術基準を定める省令」及び「電気設備の技術基準の解釈」 において、施設方法等に関して細かく、厳しい規定が設けられています。 従って、この基準を守ると本当に効果がある「電気柵」が作れない、若しくは非常に高価になるため、 市販の「電気柵」のほとんどが「乾電池やバッテリー」で設計されています。 乾電池やバッテリーが放電してしまっては、ただの柵になってしまいますので、電圧のチェックと充電が必要です。 何れにしましても、電源の管理は非常に面倒であることには間違い有りません。 「電気柵」メーカーも太陽電池(ソーラー発電)とバッテリーを使用したシステムを販売されておられますが、これまた高価です。 大きな声では言えませんが・・・値段の割には、過充電・過放電対策が不十分な商品が多く見受けられます。 仕組みは簡潔明瞭・・・ならば、見てくれを我慢すればもっと安価にできるのではないのか!? ということで、 ソーラーチャージャー を考えてみることになりました。 |
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試験の経過
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設置してから、1号機は 4年、2号機は3年 (2010年現在)経過しましたが、故障も無く稼動中です。 (冬季、バッテリーは取り外して通常の管理) 梅雨時は、満充電にいつもより若干時間がかかるかな? という程度です。 100円均一で購入した物等を流用していますので、見てくれは良くないですが、性能は問題無しです。 安価かどうか・・・太陽電池を使っているため、数千円というわけにはいきませんが、 市販の無能なソーラーシステムと比べると、遥かにコストパフォーマンスは上と言えます。 現在は試験中のため、充電コントローラに電圧計を組み込んでおりますが、単なるLEDにすれば更に安価に仕上がることでしょう。 しかし、ロット生産できない(受注生産)現況では、ソーラーパネルの価格が高いためどうしても時価となってしまい、4万円を切ることができないことが残念です。 でも、バッテリーの買い替え費用を考えれば、充分に元はとれているのですが・・・ |