解体を実施する場合は、あくまで自己責任でお願いします。
1.LCDユニットを外す
左右の赤丸2ヶ所の「アームロック」を起こします
マイナスドライバーの先を使って、手前に引き起こすようにすると簡単に起きます。
LCDユニットを静かに引き抜きます。
※PC-286Lは、元々アナログRGBディスプレイに接続しての使用を可能にしているため、このように簡単にLCDユニットの取り外しができるようになっています。
LCDユニットです。
アームロックです。
LCDユニットを引き抜いた後、アームロックを倒し、アームをキーボード側に倒します。
※本体右側のアームは、倒すときには固く、起こすときには軽い設計になっています。左側のアームはその逆になっています。
2.オーバーレイシートのカバーを外す
赤丸のオーバーレイシートのカバーを外します。
オーバーレイシートの下には、LCDのコネクタとROMボードがあります。
LCDのコネクタとROMボードを抜きます。
3.後部のネジを外す
赤丸3ヶ所のネジを外します。
Lスロットのカバーも外します。
※画像のPCは、元々、カバーが欠品です。
4.底面のネジを外す
赤丸6ヶ所のネジを外します。
5.上部カバーを外す
上部カバーを外した状態です。
上部カバーの裏側です。
6.キーボードを外す
赤丸2ヶ所のネジを外します。
キーボードをずらし、コネクタを抜いて外します。
7.内蔵Ni-Cd電池を取り出す
コネクタを抜いて取り出します。
内蔵Ni-Cd電池(9.6V/2000mAH)です。
赤丸のネジを外し、内蔵Ni-Cd電池のケースを外します。
8.拡張Lスロットコネクタのボードを外す
赤丸2ヶ所のネジを外し、コネクタのボードを引き抜きます。
キーボード、内蔵Ni-Cd電池、拡張Lスロットコネクタのボードを取り去った状態です。
9.FDDを外す
左側の赤丸2ヶ所のネジを外します。
右側の赤丸2ヶ所のネジを外します。
中央の赤丸2ヶ所のコネクタを外します。
電源コネクタを外した後、下にある赤丸のネジを外します。
FDDは取り付けシャーシに固定されており、拡張Lスロットのガイドも固定されています。
ちなみに、PC-286L-H10(10MB HDD)では、左側のFDDがHDDとなっています。
FDDを外した状態です。
フロッピーの形式名はEPSONの「SMD-400」です。
このFDDは、バッテリーの消費を抑えるためにモーターの回転を止めるFDDらしいです。
このため、漢字変換などのアクセスに間がある場合、反応が遅くなってしまいます。
実は裏技「FDDケーブルの16ピンをアースする」があります。
これで、モーターが回転しつづけますので反応が速くなりますが、RAMドライブを使用した方が安全ですし、速いです。
10.電源ユニットを外す
赤丸2ヶ所のネジを外します。
電源ユニットは、マザー基板とコネクタで結合しているので、こじるように引き抜きます。
電源ユニットを外した状態です。
左側FDDの下にCPU NEC μPD70116(V30)があります。
中央に内蔵バックアップ電池(Ni-Cd) 3.6V/45mAHがあります。